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  • 執筆者の写真Frontier Valuation

そもそも機械とは何か?

このコラムを2年半続けていますが、今まで最もキモになることについて全く触れてきませんでした。


そもそも機械とは何か?


当然ながら、米国鑑定士協会(ASA)の評価原論(POV)のテキストにはきちんと記載がなされています。

「機械」とは、製品を生み出すか、または材料や部分製品の状態を何らかの形で変えるように設計された、通常電力で動く人工の機械装置とされています。

("部分製品"というのは恐らく英文の和訳の過程で出てきたものと考えられますが、日本語でしっくりくる言葉といえば"半製品"あるいは"仕掛品"と考えられます。)

「設備」は、事業または活動において使用されるあらゆる機械及び他のすべての装置または器具が含まれる。よって、すべての機械は設備であるが、すべての設備が機械であるわけではない

というように記載されています。

もちろん、例外となるようなものも多数あると思いますが、機械とは大体こうしたものというイメージはわくのではないかと思います。

ついでにもうひとつ。

よく迷うのは「器」と「機」の違いです。 「でんわき」「しょうかき」「いんさつき」などなど。どちらの漢字を使うべきか迷うことも中にはあるのではないでしょうか。

「器」は”うつわ”であり単純なもの 「機」は””しかけ・しくみ・はたらき"といった意味を持ち、複雑なもの。

ということになるようです。

ASAの定義と併せて考えると「機」のつくものは機械または設備。「器」のつくものは設備ということになりそうです。

 【参考】教科書の言葉 Q&A  第9回 「器」と「機」の使い分けは? (光村図書出版) http://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/kotoba/detail09.html

 

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